2019年3月ランチ訪問
SOHOエリアのランチで【CHOTTO MATTE/チョットマッテ】さんへ。
結論:クオリティが高く、とてもおすすめ
こちらのお店はいわゆる日本食と他国の料理が合体したフュージョン料理、NIKKEI CUISINEと銘打った日本食をベースにペルーの食事が融合したレストランです。
NIKKEI CUISINEとは
かつて日本から来た移民が伝えた料理とペルー現地の料理が融合したフュージョン料理のこと
ペルーではこのNIKKEIというカテゴリーが根付いているようです
入店するとレセプションで予約の有無を聞かれますが、この日はそこまで混んでいなかったので大丈夫でした。ディナーは事前予約をお勧めします。
内装はとにかくおしゃれで日本食レストラン要素はなくバーのような内装、バーカウンターには多数のお酒が並んでおりワインやウイスキーなどの書類が豊富です。
通された席の背面にはド派手なアートが!インスタ映えなレストランでもあります。
日本人のスタッフは見当たらなく、ブリティッシュやペルーっぽい人がホール業務やバーテンダーとして働いていました。
ランチセットメニューは数少ない
定食やセットの種類が数多くあるわけではありません。アラカルト以外でセットを注文するのであれば以下のメニューから、
- CHOTTO弁当ボックス(通常ORベジタリアン)
- CHOTTO寿司セット
- 刺身ほうれん草サラダ
- マイアミポキ
ほかは原則アラカルトでの注文になってしまいます。
その中でもメニューがお勧めする弁当セットの通常とベジタリアンの1つずつを注文することに!
店内では接待や社内ミーティングで使用されることも多いようでほとんどのお客さんが弁当スタイルのメニューを注文していました。
£22 CHOTTO弁当ボックス(通常)
まずはお味噌汁、魚の出汁を強く感じます。安いジャパレスで出てくるほんだし感溢れる味噌汁とは一線を画す本格的な味噌汁。
具は青ネギ、豆腐、わかめ
蓋をし2段に重ねられてサーブされてきます。
蓋をあけると彩りも豪華な弁当セット、なかなかなボリュームです。
NIKKEI SASHIMI【日系刺身】
まずは左上のNIKKEI SASHIMI【日系刺身】
ヒラマサっぽい白味魚の刺身がセビチェ風(ペルーの生魚のカルパッチョ)にアレンジされています。ゆずの風味が香るソースとサラダがマッチしていてとてもおいしかったです。
魚はしっかり脂が乗っていてとろけるような食感。
ししとうの田味噌和え
グリルされたししとうに田味噌ベースのソースが和えられています。
辛みもなくジューシーなししとう、ロンドンではなかなか手に入らないので良いですね!
角煮の揚げ物
角煮を揚げてからチリペッパーのタレで和えたもの。これに柚子ベースのソースがかかっています。
この角煮はパサつきがあり、チリパウダーがまだ粉っぽかったのが残念。量が多かったので半分でも良いかなと思います。
ペルー風鳥のグリル
グリルされた雛鳥にコリアンダーやレモンがベースとなったソースがかけられています。
皮目はパリッと仕上がっていてソースもご飯と一緒に食べても存在感のあるものに。今まで食べたことのない味ですがかなりおいしいです。
蒸しブロッコリーの香草ソース
HUACATYというペルー独自のソースがかかったブロッコリー。HUACATYというのはシオザキソウというハーブの一種をペースト状にしたペルーではポピュラーなソースのようです。
ブロッコリーもちょうどよい固さでご飯と一緒に食べるとすごく合いました!ブロッコリーと白米がこんなにマッチするなんて!とびっくり。
お寿司
ラインナップは、
- サーモン握り
- 鯛握り
- ナス握り
- スパイシーマグロハマチロール
こちらのお寿司はロンドンではあまり見ないタイプの赤酢のシャリが使用されています。
また寿司や刺身用の醤油にはだし醤油が用意されています。
シャリも程よくお酢が効いていてパサつきもなくしっとりとしていておいしい!全ての寿司のレベルは高く(特に握り)テンションUP!寿司シャリは小ぶりです。
あと驚いたのがナスの握り。肉厚でジューシーなナスは酢飯とよく合いました。唯一スパイシーソースが強すぎて邪魔でしたね。
デザート
油で揚げたスティックをチョコレートソースにディップしていただきます。リキュールが入っていて大人の味わい。
総括
ボリュームも多く、味のクオリティや斬新さでかなり個人的高得点
£20 CHOTTO弁当ボックス(ベジタリアン用)
こちらはベジタリアン用の弁当ボックス。お味噌汁にカツオ節が含まれるためベジタリアン弁当には付いて来ません。
こちらは連れのメニューなのでさらっと。
ほうれん草のサラダ
薄切り野菜のサラダ
パクチーが入っているので気になる方は事前に省いてもらいましょう!ゆず風味のドレッシングで生のにんじんがおいしく頂けます。ただゆずが濃すぎた為、時間が経っても口の中に残る感じがしました。
野菜天ぷらとナスの味噌和え
野菜天ぷらはサクッと、ナスは色鮮やかで柔らかく甘辛い味噌の深〜い味。ご飯の横に添えれあれたきのこのにんにく炒めも旨味が溢れてご飯が進みます。
天つゆはかなり濃いめ。
野菜の寿司
お寿司も見事に野菜オンリー。
ラタトゥイユやパプリカのピクルスがネタとなった軍艦寿司やベジタブルロールが入っています。
やはり物足りなさはどうしてもありますが、ヴィーガンは食のトレンドなのでヨーロッパではウケるお寿司なのかもしれません。
デザートは通常のと同じものが出て来ました。
英国ヤクザのリアルな感想
フュージョン料理??フェイク日本食だろうな!という概念がぶっ飛ぶクオリティーの料理をいただくことができました。
しかもここまで仕事された料理をランチでたった£20で食べれるなら完全にアリ。サービスも良く文句のつけようがありません。
シェフには日本人もいるようで伝統的な日本食のベースもありながら、ソースなどは完全に南米のアイデアで構成されています。
外国人が経営するなんちゃってオーセンティックジャパレスで£15使うなら、間違いなくここをおすすめ。デザインも洗練されていてデートにもばっちり。
見た目も鮮やかで種類も多く一品一品がしっかりしているのでどれを食べても美味しいと思えました。
CHOTTO MATTEの店舗情報
店名 | CHOTTO MATTE |
ジャンル | フュージョン・寿司 |
住所 | 11 – 13 Frith St, Soho, London W1D 4RB |
交通手段 | Leicester Square駅(ピカデリーライン) Tottenham Court Road駅(セントラルライン・ノーザンライン・クロスレール) |
営業時間 | 12時00分~1時30分 日曜日のみ13時から |
定休日 | なし |
英国ヤクザの支払い金額 | 2人で47.67ポンド(サービスチャージ込み)
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※2019年3月現在の情報