ラーメン

ロンドン 非日系の本格ラーメン【ボーンダディーズ/Bone Daddies】

2019年1月ランチタイム訪問

今回紹介するロンドンのラーメン屋さんはセントラルラインやジュビリーライン・ボンドストリート駅から徒歩5分にある【ボーンダディーズ/Bone Daddies St Christopher’s Place店】さん。

ボーンダディーズは非日系のオーナー運営。

オーストラリア人のシェフが立ち上げたラーメンチェーンで、ロンドン市内にラーメン形態が6店舗、居酒屋やレストラン形態を3店舗展開しています。

オーナーは以前、ロンドンの日本食レストランではかなりハイエンドで有名店、【NOBU】【ZUMA】でバリバリのシェフだったよう。

通りにはATARIYAが経営するテイクアウェイ中心の【SUSHIOLOGY】さん、少し歩くと日本食レストランとしては古い【COCORO】さんがあるエリア。

地域特性としてはセルフリッジなども近く、いわゆるポッシュな人たちが多い場所柄でもあります。

以前、ラーメン凪とのコラボラーメンを行なっていた時に訪問したことはあったのですが、ボーンダディーズの通常営業は未訪問でした。

訪問は平日の14時過ぎ、この時間帯でもお客さんは7-8割入って賑わっている様子です。金田屋や一風堂に比べると欧米系の人の比率が多いのが印象的。

店内は外国人がデザインしたTHE・日本っぽい感じに。日本人オーナーの店だとシックに日本の整理された品のあるデザインにまとめる傾向があるのですが、外国人オーナーの日本食レストランはこういった派手なデザインが多いように感じます。

日本酒の品揃えもそこまで多くはありませんが、真澄や豪快がバーカウンターにセットされています。

店先にテラス席があるのですが、冬の間はかなり冷え込むのでしんどいかも。

卓上にはにんにくクラッシャー・すりごま・ラー油

味変の唐辛子ペーストがセットされています。

ベーシックなとんこつラーメンをオーダー

こちらはラーメンの種類がかなり多く、

  • 豚骨ベース
  • 鶏ベース
  • マッシュルームベース(ヴィーガン向け)
  • 油そば
  • 冷やしまぜそば

の5つが主なベースとなり、トッピングの違いでさらにメニューが分かれています。

豚骨ベースでいうと4つ。

通常営業で初めての訪問ということもあったので、ますは1番ベーシックなとんこつラーメンをオーダー。

オーダーからものの3分くらいですぐにサーブされたのがこちら。

11.50ポンドとんこつラーメン

見た目がすごい綺麗でしっかり仕事がされている印象を受けます。日本の小綺麗なラーメン屋さんみたいで雑さがないですね。

白濁したとんこつスープにマー油。ロンドンのとんこつラーメン、マー油の使用率が異常に高いですよね。

ますはスープから。こってりした濃厚さはなく、あっさり系で臭みのない口当たりがまろやかなスープです。

少し塩分が足りないかな・・・という印象。もちろん口コミにある通りぬるいです。笑

そして麺。加水率低めの博多系細麺。茹で加減もばっちりで日本のクオリティーと言って過言ではありません。

スープにしっかり絡む美味しい麺です。

トッピングは、とろとろの煮卵がデフォでひとつ分。

メンマは細切りタイプで中華そばに乗ってそうなあっさり目の味付けでかなりGOOD。食感もしっかり残っています。

大きめのバラチャーシューは味は薄めですが、お箸で持つとほぐれてとろけるくらいに煮込まれています。

そして特徴的なのが真ん中に乗ったこいつ!なんだ?と思いながら食べてみると薄切りの寿司ガリがトッピングされています。

ガリがトッピングされたラーメンは初めてだったのですが合いますね。甘いガリがアクセントになって紅生姜よりも良いかも・・・なんて思ったり。

2.30ポンド 替え玉

とんこつラーメンということで替え玉を追加で。特に硬さは聞かれませんでしたが固めの茹で加減ですぐにサーブされました。

麺と一緒にカエシもかけられた状態でサーブされるので麺を追加した際にスープが薄くなるという替え玉の欠点をしっかり回避しています。

ただしそのカエシの量が多く、逆に醤油が濃くなりすぎて塩分が濃くなってしまったのが残念。

お会計はサービスチャージが加算されて15.52ポンド。

英国ヤクザのリアルな感想

とんこつがライトすぎて少し物足りない印象はあるけれど、ロンドンにあるラーメン店の中でもかなりハイクオリティー。

日系でも専門店でないお店より、ボーンダディースを勧めます。

立地上ラーメンだけでやっていけてるのがすごいなと思いますが、欧米人に受ける内装と本格的な味が融合したお店。

次回は別のラーメンを食べてみたいなと思わせるポテンシャルがあります。ZUMAやNOBUでやっていただけあって、見た目も綺麗でおしゃれ使いができるラーメン屋さん。

全体的にオーストラリア人オーナーだからと言って侮ってはいけないしっかりしたクオリティーを保ったラーメンだと思います。

はっきり言って昇龍よりは美味しいです。

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2018年9月ラーメン凪とのコラボラーメン

2018年に新宿の煮干で有名な凪さんがはるばるロンドンへやってきてボーンダディーズとコラボした際の写真が残っているので記録しておきます。

コラボの経緯はボーンダディーズのオーナーが凪で修行した?とかなんとかとその際凪のスタッフがおっしゃていました。

修行といっても数日間とかかもしれませんが。

コラボは5-6日間くらいで普段おメニューではなく、完全コラボ用のメニューが選べました。

実はおいしかったので2回行ったのですが、初回は3人で訪問したのでそれぞれ別のラーメンを。

13.00ポンド グリーンキング

とんこつベースにバジルなどのジェノベーゼを混ぜた斬新な新感覚の緑ラーメン。粉チーズもトッピング。こちらは普通。

14.00ポンド デイリースペシャル

凪のスタッフが曜日ごとに日替わりを担当していたみたいで、この日は清湯系のスープにレアビーフチャーシューがしっとり柔らかな仕上がり。

ピンクペッパーがアクセント。

12.00ポンド オリジナル

このオリジナルがロンドンに来てから1番おいしかったとんこつラーメン。濃厚で豚のエキスがにじみ出た本物。

そしてど乳化で麺に絡みつくウマウマな一杯。さすが日本で勢いのあるラーメンシェフが厨房に入ると違うな。。。と感心。

後日

このとんこつオリジナルが美味しすぎたので、コラボ最終日にも行ってみることに。すると、コラボ中にも関わらず日本人スタッフがいない。

いやーな予感がしながら前回絶品だったオリジナルを注文してみると、全く乳化していないスープと油が分離したラーメンが登場。

写真で比べても全然違いますね。シャバシャバなスープで作る人が違うとこれほど違うのか?と驚いた一杯。

多分帰国の予定で最終日は現地スタッフに任せたのでしょう!

とはいえ凪のスタッフが作ったオリジナルは絶品すぎたので、またロンドンに来るチャンスがあれば頂きたいところです。

【ボーンダディーズ/Bone Daddies St Christopher’s Place店】の店舗情報

店名 ボーンダディーズ/Bone Daddies St Christopher’s Place店
ジャンル ラーメン
住所 46-48 James St, Marylebone, London W1U 1HA
交通手段 Bond Street駅(セントラルライン/ジュビリー)
営業時間
    • 月 – 水11.30am-10pm
    • 木-土 – 11.30am-11pm
    • 日&バンクホリデー – 12.00pm-9.30pm
定休日 なし
英国ヤクザの支払い金額 1人で約15.52ポンド(ランチでもサービスチャージかかります)

※2019年1月現在の情報

ボーンダディーズ/Bone Daddies St Christopher’s Place店の場所

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英国ヤクザ
【この記事のライター】食べ歩き大好きブロガー。 ロンドンの生活で美味しい日本食レストランがあまりないので、最高の一件を見つける為に日々日本食レストランを探索。 ブログ以外の日もほぼ毎日日本食以外のレストランを探索なう。 ;;;;;;;;;;;; インスタグラムもフォローお願いします。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓